「越境トラブル」と境界の“時効取得”の話
— 知らないと損をする、プロでも意外と見落とすポイント —
不動産の売却や購入の現場で、実はよく起きているのに、
ブログでも動画でもあまり語られないテーマがあります。
それが、
👉 越境(えっきょう) と 時効取得(取得時効) の組み合わせによる境界トラブル。
境界の専門家でも話題にするほど複雑で、
売主・買主・不動産会社の誰が読んでも「ためになる」内容として最適です。
■ 1. 越境とは何か?
越境とは、
- 隣地のブロック塀が自分の敷地側に入り込んでいる
- 自分の家の屋根が隣地の空地に少しはみ出している
- エアコンの室外機や樋(とい)が越境している
といった状態です。
とくに古い住宅地では珍しくなく、
「昔からだからそのまま」
で済ませてきたケースが非常に多いです。
しかし売却時には “問題” になります。
■ 2. 越境は「解消すべき」と勘違いされがち
一般のお客様が誤解しやすいのが、
越境がある=必ず工事して直さなければいけない
という認識。
実はこれは誤りで、
- 現状のまま売却してもよい
- 越境のままでも契約書に明記すれば取引可能
- 是正は義務ではない
というのが実務です。
ただし、
買主側は「危ない物件では?」と不安になるので、
良い説明が必要になります。
■ 3. そして本題:「取得時効」で所有者が変わるケースがある
不動産の境界問題で専門家が最も注意するのが、
取得時効 です。
🔸取得時効とは
他人の土地を20年間、“占有”し続けると、
法律上その土地を取得できる(主張できる)という制度。
たとえば…
- 隣のブロック塀があなたの土地に20cm越境したまま20年以上
- しかも隣地所有者がその場所を「自分のもの」として扱っていた
ここに時効取得が発生する可能性があります。
つまり、
👉 本来あなたの土地だった部分が、法律上は隣の土地になってしまう可能性がある
ということです。
一般の売主・買主が知らないのは当然ですが、
実は不動産会社でも詳しく説明できる人は少ないテーマです。
■ 4. 越境 × 時効取得は、売却時にどう影響する?
▼ ケース1:越境している側(加害側)
- ブロック塀が長年はみ出している
- 売却時に測量して初めて判明
→ 「時効取得を主張する」と言えば自分の土地として扱える可能性あり
※ただし専門家の判断が必須。全ての越境が時効取得になるわけではありません。
▼ ケース2:越境されている側(被害側)
- 一部を隣に“取られている”状態
- 登記簿の面積と実測面積が違うまま売却
→ 買主が不安になり、売却価格が下がることも
ここで重要なのは、
👉 測量しないと永遠に気付けない問題
という点。
越境も時効取得も、
現地確認だけでは分からず、
境界確定測量をして初めて見えるケースがほとんどです。
■ 5. 越境トラブルを防ぐために今できること
✅ 1. 売却前に必ず「現況測量」を
唐津市の物件でも、越境は決して珍しくありません。
売却額に影響するケースも多いため、早めの測量が安心です。
✅ 2. 越境は契約書できちんと説明すれば問題なく取引できる
是正工事を求める必要はなく、
「この状態で売買します」と明記すれば安全な取引ができます。
✅ 3. 時効取得の可能性がある場合は、専門家(司法書士・土地家屋調査士)へ
越境の内容によっては、
- 合意書を作る
- 境界立会をする
- 地役権設定で解消する
など解決法が多数あります。
■ 6. まとめ
- 越境は古い住宅地では珍しくない
- 是正義務はなく、説明すればそのまま売却可能
- ただし「取得時効」が絡むと所有権が変わる可能性がある
- 測量しなければ気付けない問題が多い
- 不動産のプロでも勉強になるほど奥が深いテーマ
不動産の境界は、
実は売却価格よりも大事な「資産の根本」です。
📞
越境・境界・相続・売却でお困りの方は、
桃﨑製作所 にご相談ください。
唐津市の土地・戸建て・空き家・相続不動産を中心に、
境界調査を含む 誠実な不動産売却サポート を行っています。
- 越境が心配
- 測量した方がいい?
- 売却前にどこを確認すべき?
どんな相談でもお気軽にどうぞ。
経験12年以上の実務知識をもとに、確実なご提案を行います。
お問い合わせはこちら
電話番号:050-8894-0162
FAX番号:050-8894-0163
携帯番号:070-8970-8797
メール:yu.tsutsumi17@outlook.jp
LINE:yu.tsutsumi
SNS
Instagram:https://www.instagram.com/momo250424/
Youtube:https://youtube.com/@tsutsumomo?si=EjVXVYegtJmKaUSJ
投稿者プロフィール

- 代表
最新の投稿
ブログ2026年3月15日確定申告が無事終了しました♪
ブログ2026年2月24日なぜ「3か月で売れない物件」は価格を見直すべきなのか
ブログ2026年2月20日査定価格と「売れる価格」は違います
ブログ2026年2月16日不動産査定はなぜ調査が必要なのか


